【大学受験】古文が苦手な方へ~古文読解の勉強法、コツまで解説
受験生、高校生の方の中で、「古文だけ勉強法が分からない」と思っている方も多いかもしれません。
この記事ではそんな古文の読解の仕方にポイントを当てて、勉強法を解説していきたいと思います。
さらにお勧め参考書もご紹介するので、是非チェックしてみて下さいね。
古文読解の勉強法
まず初めに、古文読解の勉強法について説明していきたいと思います。
古文が苦手と感じる方でも簡単に出来ることなので、ここで話す3つのステップを意識して勉強をしていってくださいね。
基礎知識をつける
最初に行ってほしいのが、基礎知識を身につけるということです。
やはり古文読解をうまく進めていくためには、古文単語や古典文法のような、古文の基礎知識が不可欠です。
例として英語でも、基礎である英単語や英文法を学ぶことは長文読解のためにも必要ですよね?
それと同じく古文でも基礎から勉強することで、その知識を読解でも役立たせることが出来ます。
まず古文単語の勉強法ですが、最初に赤文字で書かれているような重要単語を覚えることが重要です。
慣れてきたら赤文字以外の部分にも手を付けていき、そして繰り返しましょう。
古文単語は多くても600語なので、英単語よりもかなり楽に覚えることが出来るかと思います。
一つ一つを最初から完璧に覚えようとしなくて大丈夫です。
同じ問題集一周、二周、三周…と、繰り返していくうちに覚えている単語を増やしていく感覚でいきましょう。
ただの流し読みでは頭に入っていない状態を繰り返しているだけになるので、単語知識を次々と理解し、インプットの数を増やします。
古典文法の勉強も、古文単語と同じく何度も参考書を解くことが重要なので、同時進行で勉強していきましょう。
参考書や問題集を解いていく中で、つまづいたものや分からなかったものは基本に戻り、一つ一つ確認しながら知識を入れ直します。
古文単語や文法は長文解釈に繋がっていきますが、それ以前に単体での得点力も大きいので、丁寧に覚えていきましょう。
文章を繰り返し読む
そして2つ目が、「文章は繰り返し読む」ということです。
どの科目でも重要ですが、文章に慣れることは非常に重要です。
なので、先程話したような基礎の分野がある程度固まったら、古文を何度も読んで文章を読む練習を重ねましょう。
実際にいくらインプットとして知識を蓄えたところで、それを使う練習をしていなければ、本番で読解の成績を上げることはできないので、忘れずに行いましょうね。
解説はしっかり読む
そして3つ目に重要なのが、「解説は読み込む」ということです。
この部分を飛ばしてしまっている方も多いかもしれませんが、一度解いた問題を復習しないのは、成績が上がらない大きな原因です。
自分がどこを何故間違えたのか、どこから間違えたのかというように、原因を突き詰めて再び同じミスをしないようにしましょう。
古文が得意になるアドバイス
次に先程の勉強法に加えて話したい、古文がより解けるようになるアドバイスを話していきたいと思います。
音読をする
最初のアドバイスとしては、「音読」をしましょう!
問題の復習をする時にセットで行ってほしいのがこの音読で、分からなかった単語の復習が出来る上、文章を何度も読むことで長文読解に慣れるようにもなります。
この時に意識してほしいポイントとしては、「自分が間違えた部分を注視して読む」ということです。
自分が間違えた原因を掴むためにも音読は有効なので、ただ音読をするのではなく、そういったことも意識しながら行いましょう。
文の主語を確認しながら読む
次に重要なことは、文章を読むときに主語が誰なのかを把握しながら読むということです。
特に古文は「この文章を話しているのは誰だろう」と分からなくなりがちです。
主語が分からないとその文章全体の流れを掴むことも難しくなりますし、問題の正答率にも関わるかと思います。
なので、常に文章の主語は誰なのかを意識しながら読むようにしましょう。
その為に「助詞」を見て主語を考えたりするのもお勧めです。
こういったことを癖にできていると、文章をスラスラ読めるようになります。
参考書は一冊決めて取り組む
そして3つ目が、「参考書は一冊決めて取り組む」ということです。
何冊も参考書を買って色々な問題を解くより、一つの参考書を決めてそれをやりこむ方が、きちんと内容も入ってきやすいですし、力もつきます。
なので、参考書はコロコロ変えずに自分に合った参考書を一冊決めてから勉強するようにしましょう。
これからお勧めの参考書も解説するので、是非選ぶ時の参考にしてみて下さい。
長文読解の後は丁寧な見直しを
単語や文法をやりこんだら長文読解にトライします。
しかし、多くの人が陥りやすいのが、解いた長文読解の解き直しが雑である、という点です。
間違えた部分を書き直して終わり、では、その長文しっかりと読みこめたことにはなりません。
日本語訳(解説)読んでみて、いまいち取れていないニュアンスや意味、なんとなくセンスで解いてしまった箇所、等はありませんか?
古文は、なんとなく解いていては点が取れません。
その長文が出題された時に、今回聞かれている設問以外の部分を聞かれても答えられるようにしましょう。
『これはきっとこういう意味であってるだろう』という推測でなんとなく解く癖がついてしまうと、後々詰めるのに苦労します。
お勧め参考書
最後に古文を勉強する皆さんにお勧めしたい参考書を2冊ご紹介して終わりにしたいと思います。
今参考書をどうしようか迷っている方は特に、下のリンク欄からチェックしてみて下さいね♪
古文上達 読解と演習
最初にお勧めしたいのが、「古文上達 読解と演習56」です。
こちらは問題量もかなり豊富に用意されているので、しっかり演習をしたいという方にとてもお勧めです。
先程も話しましたが、古文のように読解も重要な科目では、インプットだけではなく、問題演習を重ねることも非常に重要です。
この参考書は、難易度も入門、基礎、演習というように分かれているので、自分にあったレベルの参考書を選べるのも魅力ですね。
古文単語ゴロゴ
次にご紹介するのは、古文単語ゴロゴです。
こちらの参考書では、古文単語を語呂合わせで覚えることが出来るので、ただ暗記をするやり方が苦手な方にお勧めです。
単語を感覚で覚えたい方が行う最初の第一歩としても、とてもお勧めの参考書です。
ですがこの語呂合わせの勉強法では、一語の複数の意味を掴むことが難しいという側面もあります。
なので、そういったデメリットも考慮したうえで勉強する方法を考える必要もあるので、注意してくださいね。
まとめ
古文読解が今まで苦手だった方、古文を勉強することに拒否反応を示していた方でも、今日お話ししたことを行えば、確実に成績を上げていくことは可能です。
今からでも少しずつ勉強の習慣をつけて取り組んでいってください。応援しています!
今はオンライン授業で通塾時間もかけずに、自宅で効率よく成績をあげる人も増えています。
桜凛進学塾では皆さんそれぞれの科目の効率の良い勉強法をお伝えします。
オンライン授業でも、それぞれの方に合った丁寧な指導をしていきます。
自分の望む進路を実現するためにもちろん努力は必要ですが、闇雲に勉強をするのではなく効率的に学習したほうが、より志望校合格の可能性が高まります。
部活に打ち込みながら志望校に合格したいと思っていたり、ワンランク上の大学に進学したいと思っているのであれば、ぜひ一度桜凛進学塾にご相談ください。
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