【数学】大学入試への勉強法!チャート式を攻略するための効果的なやり方②
さて、
分厚い参考書のやり方について、
ひとつめのポイントは「適切なレベルを選ぶこと」でした。
今回は、もう一つのポイントである
「参考書のやり方」についてお伝えしていきます。
たた解いていっても
何度やっても覚えられなかったり、
そもそも続けられなかったりする人、
必見です!
STEP1 問題を見てすぐ解けるかどうか、手を動かしながら確認していく
STEP2 解説の内容も1行ずつ理解できるかどうかチェックする
STEP3 解説のポイントを自分で説明できるようにする
STEP4 解き方のポイントを3点くらいに要約できるようにする
STEP5 ノーヒントで最後まで解ききれるか確認する
私が一番におすすめしたいのは、
「何週も繰り返して解法を身につけるやり方」です。
8割くらいの人には、
こちらのやりかたが最も良いと思います。
ちなみに、
東大の数学でも8割以上を目指す人や
1日4時間程度数学に時間をさける人は、
次に紹介する「1周しかやらずに解法を身につける方法」も
検討してみてくださいね。
STEP0 基本的な概念や原理原則は身につけておく
前回の記事でも紹介しているように、
数学の各単元の基本的な概念や原理原則を
身につけておくのはマストです。
学校の授業等ではわかりにくい場合は、
『これでわかる』シリーズに取り組んでみましょう。
そもそも
数学の概念や原理原則とは?と思った人は、
こちらの記事を読み返して勉強の手順を復習してみてください。
数学や物理化学などはこうした概念の部分が
理解できていないと、
問題集を解いても定着しないことをよく覚えておきましょう。
STEP1 問題を見てすぐ解けるかどうか、手を動かしながら確認していく
学校や教科書、『これでわかる』などで学んだ
概念や原理原則を思い出しながら、
それをどのように応用するかを考えながら
解いていきましょう。
その際、
1分弱考えてもわからない場合は、
すぐに解説や解法のポイントを読むようにしてください。
もちろん、
概念や原理原則をアウトプットして解けるのが理想なのですが、
新しい解法が必要な問題もあると思います。
考えてもしょうがないのに
一つ一つの問題を考えるにのに10-15分もかけていると、
非常に効率の悪い勉強になってしまいます。
やみくもに間違ったやり方をとりあえずやってみる!
というのも
カーブの投げ方を知らない野球少年が
何度投げてもできるようにならないのと同じですので、
知らない部分はあきらめて、すぐに解説を見てしまいましょう!
問題を見てスラスラ解けて、
かつ解説を確認して問題の解法のポイントも
自分の思っているものと合致するようになったら、次に進みます。
答えだけ合っていても解説を読んで的外れだった場合は、
じつは理解できていないのと同じなので、
解けていない場合と同じようにやり直しをしてくださいね。
STEP2 解説の内容も1行ずつ理解できるかどうかチェックする
問題が解けるか確認できたら、
次は解説の内容も理解できているか確認していきます。
数学が苦手な人は数式をパズルのように思いこみ、
数式の意味を考えない人が多いようです。
単純な暗記科目と違い、
理数系の科目の場合、
式のひとつひとつにきちんと意味があります。
なのでここでは、
英文和訳のようなテンションで、
問題ひとつひとつの解説を意味や解釈が理解できているかをチェックしましょう。
この時、分からないものがあったら
必ずわかる人に質問して納得してから次に進んでください。
STEP3 解説のポイントを自分で説明できるようにする
STEP2で解説を理解した後に、
すぐに解き直しをしようとしなくて大丈夫です。
解説の内容も理解できるようになったら、
次は問題の解き方を
自分でも説明できるようにしていきます。
一緒に勉強している友達や塾の先生などに説明するのも良いし、
自分自身にセルフで説明するのでも構いません。
このステップを踏んでいるかどうかが、
勉強の効果がアップするかどうかの大きな境目になります!
問題の解き方やポイントを説明できない状態で
解き直して解けたとしても、
それはただ暗記しているだけのことが多いです。
そのような勉強法でも学校の定期テストであれば
点が伸びるかもしれませんが、
模試はもちろん入試で点を取ることはできないので
解法のポイントを自分で説明できるくらいに
しっかり理解できるようになりましょう!
STEP4 解き方のポイントを3点くらいに要約できるようにする
解法のポイントを言えるようになったら、
次はさらにレベルを上げて、
解説にあるような解き方のポイントを3点に要約できるようにしましょう。
人はだれしも一度に大量のことは覚えきれません。
そのため、
解き方を1行ずつすべて覚えようとするやり方では
必ず忘れてしまう部分があり、抜けとなってしまいます。
ですが、
解説を3ポイントくらいに要約することができれば
一つの問題についての理解も深まり、
さらに忘れにくく、思い出しやすくなります!
この際に、
改めて解説や解法のアプローチなどにもしっかりと目を通し、
自分の3ポイントがずれていないかどうか
しっかり確認してほしいです。
STEP5 ノーヒントで最後まで解ききれるか確認する
最後は、ノーヒントで問題を完璧に解ききれるかチェックをして
仕上げをしましょう。
ポイントまで把握できたと思っていても、
実際に解けないこともあると思うので、
改めて解法のポイントや解説の要約3点を思い出しながら、
ノーヒントで解ききれるようになるまで必ず繰り返しましょう。
どんな問題でもかならず一度、完璧な状態を作ることが重要です。
ここまで出来たら、つぎの問題に取り掛かりましょう。
こうして1周をおえたら、
忘れている問題の解き直しとして2,3周目に入ってください。
そのときに、問題文だけを見てスラスラ解けた問題にはOKチェックをつけて、
次の周には飛ばしても大丈夫です。
繰り返し勉強して、
9割以上の問題はスラスラとけるようになれば
その問題集は合格として、次の問題集へ移りましょう!
既習の人なら、1A2B合わせて2-3カ月くらいで
それぞれ1周を終えるイメ―ジで取り組んでくださいね。
チャート式の使い方のまとめ
いかがでしたでしょうか。
チャート式のような分厚い参考書のやり方について、
理解してもらえたでしょうか。
STEP1 問題を見てすぐ解けるかどうか、手を動かしながら確認していく
STEP2 解説の内容も1行ずつ理解できるかどうかチェックする
STEP3 解説のポイントを自分で説明できるようにする
STEP4 解き方のポイントを3点くらいに要約できるようにする
STEP5 ノーヒントで最後まで解ききれるか確認する
なかなか定着せず焦る人も多いと思うが、
数学の勉強は時間がかかってとうぜんです。
ラサールのような進学校でも、
学校の宿題だけで『チャート』を5-6週してたりするので、
焦らずコツコツ頑張りましょう!
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